ワークライフバランスは成果主義?
インターネットメディア「ハピタス」を運営する株式会社オズビジョンが組織強化のための人事施策結果を発表した。
人事施策「完全自律型勤務」
オズビジョンは、2015年10月1日から2016年1月31日までの4か月の間、「完全自律型勤務」の人事施策を行った。内容は、労働法の遵守内で完全な自由勤務を行うという就労スタイルであり、今後の日本の働きかたを模索し実施された。
人事施策内容として具体的には、労働形態、例えば出勤日数・時間・場所等を含む様々な選択を社員の自主性に任せた働き方である。リモート勤務日数も制限はないし、ワークバランスを各社員がそれぞれ考える勤務スタイルである。個人の可能性を最大限に引き出す目的である。
人事制度・労働時間管理
労働法第36条に定められる36協定を従業員代表と締結し、時間外労働については適正に管理を行い、労働衛生管理上インターネットにて出退勤管理を行っている。
人事制度設計
人によって働く時間帯が違うため、インターネットで出退勤管理を行うことにより法定休日を除き固定残業手当システムを構築している。固定残業手当を超えた場合には割増分を支払うシステムだ。
年次有給休暇
年間30日の有給付与を行っており、休暇の際は有給から使用するが、それ以上の休暇でも減給は発生しない。成果次第であり出勤日数は問題ではないという休暇システムである。
イノベーション企業
様々な労働形態の試みがなされる中、社員の成果次第で可能な限りの自主性をモットーとした「完全自律型勤務」について、産業構造の変化に追いつくためのひとつのモデルを残せたと社会保険労務士のコメントもある。
(画像はプレスリリースより)

「バックレる社員は出たと思いますか?」|働かなくても給料が出る完全自律型勤務。トライアルを終え、法律にも適合した人事制度を完成。ITベンチャーの挑戦を追加報告!
https://www.value-press.com/pressrelease/159085