多くの企業が社員の慰留に前向き
エン・ジャパン株式会社が運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』では、「リテンション」に関するアンケートを実施。調査は1月21日~2月17日に行われ、サイト利用企業221社より有効回答を得た。
今後、リテンションについてどう対応していくか尋ねた質問では、「積極的に行う」「一部の人材に対し積極的に行う」と回答した企業の合計が67%と、全体の約7割に上った。
5月の有効求人倍率は1.19倍を記録し、売り手市場となっている今年、多くの企業が優秀な人材を外部に流出させない「リテンション」を重視しているようだ。
実際にリテンションを行っている企業は3割にとどまる
人材のリテンションを実施しているか聞いた質問では、「対応している」と回答した企業は全体の30%。必要性は認識しつつも、実際に取り組んでいる企業はまだ少ないようだ。
対応していると回答した企業のうち、効果的だったと感じた施策については、「待遇改善(給与他)」が最も多く42%。次いで「社内コミュニケーションの活性化」が40%となった。良い人材を引き留めるには給与などの改善だけでなく、現状について詳しく話を聞くことも有効のようだ。
同社では社員の活躍と定着を促す『組織活力診断-エン 仕事満足度サーベイ』の提供を開始する。社員の満足度などを測定してレポート化し、個人に合ったフォローや対策を行うことで、リテンションに役立てることができる。
(画像はプレスリリースより)

エン・ジャパン ニュースリリース/『エン 人事のミカタ』リテンションについてを発表
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2015/3018.htmlエン・ジャパン ニュースリリース/社員の活躍と定着を促す『組織活力診断-エン 仕事満足度サーベイ』の提供開始
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2015/3020.html