初めては学生時代
初めてアルバイトをしたのは、学生時代だったという思い出の人が多いと思うが、この度「an レポート」が初めてのアルバイトに関するアンケートをまとめた。
調査対象は全国に住む学生の男女。有効回答数は200。調査期間は2015年の1月27日~2月5日としている。
まず気になるのが、その職場をどんな理由で初めてのアルバイト先に選んだのかと言うことだろう。
この結果によれば「家や、学校から通いやすい」が全体の38.5%と最も多い割合を占め、家や学校近辺から職場を選んだことが分かる。やはり、学校帰りや休日に無理なく通えるのは大きなメリットと言える。
次いで多かったのが「自分にもできそう」30.5%だった。
やはり初めてのアルバイトは未知数なことも多く、仕事内容を十分に吟味していることが分かる。
初めてのアルバイト、その結果は?
初めてのアルバイトは誰しも緊張したと思う。親の目が届かない、社会のスタートである。そんな初めての社会での、初仕事はどのようなできだったのだろうか。
アンケート結果によれば、半分に近い44.5%の人が「ミスをした」また16.0%の人が「思い出したくない」と、なかなかうまくはいかなかったと答えている。
ミスをしたと回答した人の理由のがこれだ。
・やはり最初のバイトでありなれていなかったため、うまくできなかった。
・仕事内容について詳しく教えてもらえなかったため,分からないところを自分の判断でやってしまい、職場での方式と食い違ってしまいました。
・緊張していて、練習ではできていたことも頭から抜けてしまって大変だった(プレスリリースより)
しかし、残りの39.5%の人は「うまくできた」と回答している。
うまくできたと回答した人は以下のように説明した。
・はじめてのアルバイトということもあり、社員のかたや先輩アルバイトの方が細かく丁寧に仕事について教えてくれたから。
・作業自体はシンプルで覚えてしまえばできることばかりだったので。
・自分にできると思った仕事だったので思った通りに仕事ができた。(プレスリリースより)
仕事内容はもちろんだが、やはり職場で指導する側の態度も、仕事をうまくできるかどうかに掛かっているようだ。
初めてのアルバイト、教える側が重要
職場の先輩や上司の指導方法が、初めてアルバイトを行う学生の仕事ぶりを左右する要因になることが分かるが、こんな回答もある。
この結果を見ると、指導する側が、教わる側の立場をもっと意識する必要性を感じる。
「仕事を詳しく教えてもらえなくて何をして良いかわからない」の回答者は以下のように説明する。
・特別な説明もなしに、いきなり段階も踏まずに全てのことをこなすように言われたから。
・みんな忙しく働いていて仕事内容を全然教えてもらえなかった。なので立ち尽くすばかりで邪魔になってばかりだった。何をしていいかわからないのは仕事がきついことよりもつらいと思いました。
・説明など何もされずに、現場に入れられたので何をすればいいのかだけでなく誰に質問すれば良いのかも分からない。(プレスリリースより)
社会は厳しいとは言っても、「見て覚えろ」は大人でもなかなか難しいものだ。このアンケート結果を見ると、会社側もある程度の教育マニュアルを用意する必要性があるかもしれない。
anレポートの紹介
株式会社インテリジェンスが運営する、人事・採用担当者のためのメディアサイト。
人材採用に関わる統計・データ収集を行うほか、教育ノウハウ等の人材採用・育成に役立つ情報を発信している。
(画像はプレスリリースより)

an report~学生の初バイトに関する調査~
http://weban.jp/contents/an_report/