完全人工光型植物工場による有機水耕栽培
株式会社エネショウは、2019年6月20日、完全人工光型植物工場による有機水耕栽培と障がい者雇用を融合した農福連携プロジェクトを、同年8月より開始すると発表した。
同社は、環境・省エネルギーに関する技術・製品・コンサルティングなどを展開している企業。同プロジェクトは、エネショウを含む5社がチームを組んで実施するものであり、同社がプロジェクトマネージャーを担う。
「生きがい」「笑顔」が育つプロジェクト
農福連携プロジェクトは、障がいがある人の就労・収益確保を、慣れ親しんだ福祉施設室内で有機農業を行うことにより、実現するというもの。
室内有機水耕栽培は、天候や季節に左右されることがなく、また障がい特性に合わせた作業を可能にする。社会の一員であることを実感し、「生きがい」「笑顔」が育つプロジェクトである。
栽培は、LED光源を利用した完全人工光型植物工場にて行われる。この工場は、有機水耕を採用している点も特徴であり、試験栽培では葉野菜に加えて果菜類やイチゴなどの栽培にも成功したという。生産物の販売についても、実証・マニュアル化を同社は予定。蓄積したノウハウを全国の福祉施設にて活用することも、将来的な視野に入れている。
『しんよこはま地域活動ホーム』にプラント設置
同プロジェクトの展開としては、まず資金の一部をクラウドファンディングにて調達する。
大手クラウドファンディングサイト『CAMPFIRE』のソーシャルグッドカテゴリーにて、同社は既に募集を開始。その後、横浜市港北区の施設『しんよこはま地域活動ホーム』にて、実証プラントの設置を予定している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社エネショウ
https://ene-show.co.jp/「生きがい」と「笑顔」を育てる日本一の室内有機水耕栽培場をつくる - camp-fire
https://camp-fire.jp/projects/view/163066障がい者雇用問題解決、農福連携型の植物工場を福祉施設室内にて実証 - pressrelease-zero.jp
http://pressrelease-zero.jp/archives/143441