介護施設で10月2日より開始
ヘルスケアマーケット・ジャパン株式会社は、10月24日、離職を検討している職員に対して異動・転籍の調整を行うHRテック『社内再マッチングシステム』の実証実験を開始したと発表した。
同社は、テクノロジーで介護業界の課題解決に取り組む企業。同実証実験は、SOMPOケアグループが運営する介護施設ならびに在宅事業所において、10月2日より開始されている。
引き止めの提案力が増すHRテック
ヘルスケアマーケット・ジャパンは、訪問介護ヘルパーと複数の介護事業所の仕事を最適にマッチングさせるサービス『ユアマネージャー』を、2016年11月にリリースした。今回実証実験が行われている『社内再マッチングシステム』は、この『ユアマネージャー』をグループ経営を行う事業者向けにカスタマイズしたHRテックシステム。
『社内再マッチングシステム』では、システムに登録された離職検討者の情報から、通勤可能な範囲の介護施設・在宅事業所を、徒歩・自転車・車(バイク)・電車の各経路で網羅的にピックアップする。この一覧が、離職検討者を引き止めるための選択肢になり、引き止めの提案力が増すとヘルスケアマーケット・ジャパンは自負している。
一般事業者からの導入相談も開始
ヘルスケアマーケット・ジャパンは、人材の獲得費用が高騰している業界の事業者を対象にとして『社内再マッチングシステム』の提供も企図。10月24日からは、一般事業者からの導入相談も開始した。
また、同システムの機能拡充予定として、離職検討者の条件(勤続年数・資格等)で計算した給与などの情報も、受け入れ候補一覧に追加していく予定だという。
(画像はプレスリリースより)

HRテック『社内再マッチングシステム』の実証実験を開始 - ヘルスケアマーケット・ジャパン株式会社
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