最新の人材市場に関する公的データをまとめた
ヒューマンタッチ株式会社は、9月25日、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年9月』 を発表した。
同レポートは、建設業に特化した人材関連の様々な情報などをまとめたもの。若手の人材ほど転職検討理由として「労働時間が長い」を多く挙げる調査結果など、興味深い内容となっている。
「転職意識に関するアンケート調査」の結果
同レポートでは、建設技術者を対象としてヒューマンタッチが実施した「転職意識に関するアンケート調査」の結果について、考察が行われている。
同調査では「転職を考えている(いた)理由」を訊ねているが、全ての年齢層で最も多かった回答は「給料が少ない」だった。しかし、それ以下の理由については年齢層ごとに傾向が分かれる。34歳以下の若手人材では「労働時間が長い」という回答が44%に達したのに対して、35~44歳では28%、45~54歳では23%、55歳以上ではわずか9%となった。
この結果から、若手人材の離職防止にあたっては、待遇改善のみならず労働時間短縮への取り組み強化も重要になると、ヒューマンタッチは考察している。
建設業の就業者数、前年同月比102.2%
同レポートでは、8月29日公表の建設業界最新雇用関連データも掲載されている。
建設業の就業者数は507万人であり、前年同月比は102.2%。雇用者数は419万人であり、前年同月比が102.9%。新規求人数は66205人で前年同月比103.4%となり、12カ月連続で前年同月を上回る結果となった。
建設技術職への需要は、高水準が続いていると、ヒューマンタッチは考察している。
(画像はプレスリリースより)

ヒューマンタッチ総研 Monthly Report 平成29年9月 - ヒューマンタッチ株式会社
https://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201709.pdf