10ヵ月連続で前期比マイナス。エン・ジャパンの2017年7月度派遣平均時給分析

エン・ジャパン株式会社は、8月21日、2017年7月度における派遣平均時給分析の結果を発表した。

同社は、人材採用サービスなどを手がける企業。同調査は、同社運営のサイト『エン派遣』に掲載された全職種の求人情報をエリア別に集計し、募集時の平均時給について調べたもの。発表された7月度の派遣平均時給は、10ヵ月連続で前期比マイナスとなっている。

エン・ジャパンの調査によると、2017年7月度の三大都市圏平均時給は、1515円という結果になった。この額は、前月比ではマイナス9円・0.6％減であり、前年同月比ではマイナス36円・2.3％減となるもの。特に前年同月比は、10ヵ月連続でマイナスとなっている。

職種別に見た場合、平均時給が前年同月比プラスとなったのは「オフィスワーク系」「営業・販売・サービス系」「クリエイティブ系」「医療・介護系」。特に「オフィスワーク系」職種は、6ヵ月連続で同月比プラスを示した。「医療・介護系」職種は、他の職種に比べて時給水準は低いものの、慢性的な人材不足と業務の分業化を背景として、案件数は前年同月比5倍を記録している。

平均時給をエリア別で見た場合、三大都市圏の全エリアにおいて前年同月比マイナスを示す結果となった。

関東エリアは1568円であり、前年同月比はマイナス45円で2.8％減となっている。東海エリアは1323円で、前年同月比がマイナス16円で1.2％減。関西エリアは1331円であり、前年同月比はマイナス26円で1.9％減となった。

（画像はプレスリリースより）




『エン派遣』三大都市圏の募集時平均時給レポート（2017年7月） - エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/10696.html