中小企業・大企業の違いと就業経験を調査
2017年8月4日、ディップ株式会社は、同社で運営する総合求人情報サイト「はたらこねっと」において、「はたらこねっとユーザーアンケート-中小企業と大企業における社員登用機会の違いについて-」(以下、同調査)を実施したと発表した。
同調査の対象者は「はたらこねっと」のユーザー、実施時期は2016年8月1日~2016年8月31日、調査手法はインターネット調査で、有効回答数は785名だった。
なお、中小企業の定義は、中小企業基本法において定められたものを参照し、製造業の場合は資本金3億円以下または従業者数300人以下、卸売業の場合は資本金1億円以下または従業者数100人以下、小売業の場合は資本金5千万円以下または従業者数50人以下、サービス業の場合は資本金5千万円以下または従業者数100人以下だ。
一方、大企業の定義としては、中小企業の基準を超える企業となる。
また、「はたらこねっと」は、日本最大級の社員・派遣・パートの求⼈情報サイトで、幅広い「雇⽤形態」・「勤務地」・「職種」・「こだわり」など、充実した検索条件から仕事を探す事ができる。
調査結果の概要
社員登用の打診をされた場合に受けたいと思うかどうか質問したところ、「社員登用の打診を受けたいと思っている」は中小企業73%、大企業69%で、大企業に比べ中小企業で働く派遣社員の社員登用希望が高い。
続いて、実際に社員登用の打診をされたことがあるか質問したところ、「実際に受けたことがある人」は中小企業35%、大企業24%という結果で、中小企業の方が積極的な正社員登用を行なっている傾向にある。
また、中小企業のメリットでは「上司や社長とのコミュニケーションが取りやすい」12.2%が最も多く、次点では「アットホームな雰囲気がある」8.2%、大企業のメリットでは「世間体・社会的な地位が高い」10.8%が最も多く、次いで「ルールや仕組みがきちんと決まっている」8.7%という結果になった。
さらに、中小企業、大企業どちらも経験したユーザーに、その違いについて聞いたところ、中小企業について最も多かった意見として、「従業員一人ひとりの責任と負担が大きかった」、「幅広い知識を持って会社全体の事を把握できる」などの意見が多く挙がった。
一方、大企業については、「専門性が求められる」、「残業が少ない」、「業務の在り方やコンプライアンスが明確化されている」などの意見が多かった。
(画像はプレスリリースより)

ディップ プレスリリース
http://www.hatarako.net/pr/2017/0804/