就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織の特徴」を把握する
2017年8月10日、株式会社リクルートキャリアは、同社のよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所が、大学生および大学院生の就職活動において、働きたい組織の特徴を明らかにするため、就職活動を行っている2018年3月卒業予定の大学4年生・大学院2年生を対象に、調査を実施したと発表した。
同調査の目的は、就職活動中の大学生および大学院生の「働きたい組織(企業、団体、官庁など)の特徴」を把握することで、調査対象者は、同社が運営している就職活動を支援するサイト「リクナビ2018」の会員で、2018年3月卒業予定の大学生および大学院生だ。
また、調査内容は「働きたい組織」の特徴で、集計対象は大学生5,671人(うち、男性・文系が1,898人、男性・理系が1,192人、女性・文系が1,833人、女性・理系が748人)、および大学院生1,614人(うち、男性・理系が1,122人、女性・理系が369人、文系が123人)。
なお、調査方法はインターネット調査で、調査期間は2017年5月19日~5月31日。
調査結果の抜粋
調査においては、「経営スタイル」、「貢献と報酬の関係」などの5観点で、29項目を挙げ、各項目について、A/Bの対立意見について、「A」「どちらかといえばA」「B」「どちらかといえばB」の4つの選択肢の中から自身の考えとして当てはまるものを、1つ回答する形式で聞いた。
大学生の働きたい組織として、支持の多い項目は、順に「(18A)仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」、「(2A)安定し、確実な事業成長を目指している」、「(8A)入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」であった。
また、大学院生では、「(18A)仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」、「(8A)入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」、「(1A)歴史や伝統がある企業である」であった。
さらに、大学生全体の働きたい組織についての経年比較では、「(18A)仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」と「(18B)仕事と私生活は区別なく、一体として働ける」の項目は2018年卒においては、「A」「どちらかといえばA」の合計を支持する割合がすべての属性で最も高い結果となっている。これは2014年卒から2018年卒の間では初めてである。
(画像はリクルートキャリア公式ホームページより)

リクルートキャリア プレスリリース
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