ビジネスパーソン約13万人を対象として
パーソルキャリア株式会社は、同社運営の転職サービス『DODA(デューダ)』において転職した年齢についての調査を実施し、その結果を8月8日に発表した。
同社は、総合人材サービスを手がけるパーソルグループの企業。同調査は、『DODA』エージェントサービスを利用したビジネスパーソン約13万人を対象として実施されたもの。
2017年上半期は、30代未満の若手層が活況
同調査によると、2017年上半期(2017年1~6月)における転職者の平均年齢は、32.1歳という結果が出た。前回調査結果である32.5歳からは、マイナス0.4歳となっている。男女別で見ても、共にマイナス0.2歳の結果が出た。パーソルキャリアは、転職年齢はここ2年にかけて上昇傾向にあったが、今回の調査でトレンドに変化が出たとしている。
また同調査では、転職成功者の内訳を年代別に考察。成功者の割合が最も高いのは「25~29歳」の37.9%であり、次いで「30~34歳」の23.5%、「40歳以上」の15.7%と続く。前回調査との比較では、「24歳以下」と「25~29歳」が割合を伸ばし、それ以上の年齢層では割合を下げた。2017年上半期においては、30代未満の若手層の転職が活況だったと、同社は分析している。
ミドル層を求める求人ニーズも堅調
2017年上半期において20代の転職が活況であったことについて同社は、新卒人材の採用が予定通りに充足できていない企業の存在が、その背景にあると考察。新卒向けのポジションを第二新卒者まで広げて募集を進めるケースが昨今増加しており、20代の転職希望者にとっては選択肢の豊富な「売り手市場」になっていると、分析している。
一方同社は、即戦力としてミドル層を求める求人ニーズも堅調に続いているとして、現在は希望する働き方や多様なキャリアプランを模索しやすい時期であるとしている。
(画像はプレスリリースより)

転職サービス「DODA(デューダ)」転職成功者の年齢調査(2017年上半期) - パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/