働き方改革元年、多様な働き方の実現に向けて
ツナグ・ソリューションズは、これからの多様な働き方を支えていく人材サービスマーケットを『多様な働き方マーケット』と定義した。
長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入といった労働者保護に力点が置かれつつも、テレワーク・副業などの柔軟な働き方、女性・若者・高齢者・外国人というダイバーシティワーカーの活躍がこれからは注目される。
女性・高齢者・外国人などのダイバーシティワーカー活躍する「多様な働き方」がスタンダードになるということは、「正規」「非正規」といったいままでの雇用形態をベースにした枠組み自体が崩壊する。
そこで、『多様な働き方マーケット』とは、キャリアとかアルバイトといった区分ではなく、雇用形態を包含した、すべての人材サービス業の総和としてとらえた。
『多様な働き方マーケット』を5つの領域に定義
「有料求人広告」を掲載する求人サイトや紙メディアを中心としたサービスの領域。採用ホームページ、ウェブマーケティング、一般広告を求人募集に利用した場合も含むMedia領域。
応募受付・採用管理、勤怠・シフト管理などに代表される人事・総務系システムサービスのHR-tech領域。
給与計算の代行、応募受付代行など採用・人事プロセスにおけるアウトソーシングサービスのHR-OS領域
福利厚生、健康管理、メンタルヘルスケア、モチベーション管理による定着化・活性化を支援するサービスのWelfare領域。
派遣・業務請負・人材紹介・クラウドソーシングなどによる人材調達サービスのReal領域。
今後の兆しと見立て
「IT」という黒船へのリテラシーが鍵
主婦や高齢者などの求職者が、管理システムを使いこなせるようになると、非常に便利なこのツールが浸透することで、マーケットの地図は大きく変わりる。
このIT化が広まると、「Media」や「HR-tech」といった領域の侵犯も容易にするため、便利なボーダレスサービスの開発が進むことが予想される。
「定着」という人材のストック化が大きなキーワード
労働力人口の減少、景況感による人手不足は、企業に“辞めさせない”という意識が出始めている。離職を抑止するための社内コミュニケーションツールの利用。
モチベーション活性や戦力化を目的とした研修代行サービスが話題になっている。「定着」という人材のストック化は、今後の大きなキーワードである。
「AI・ロボット・外国人」で人手の代替は進むのか
“世の中の半分の仕事がなくなる”というニュースがあり、テクノロジーの進化による人材の代替についてのリアリティは実現し始めている。
多様な働き方マーケットの中で左右されやすい領域であるが未知数な因子もあり、テクノロジーの進化、外国人雇用とその先にある移民政策などを方向性を見極めたい。
(画像はプレスリリースより)

ツナグ・ソリューションズ プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000004558.html