前年同月比、2ヵ月ぶりにマイナス。エン派遣、2018年4月度の平均時給発表

エン・ジャパン株式会社は、同社が運営するサイト『エン派遣』にて三大都市圏における2018年4月度の募集時平均時給を算出し、2018年5月21日にそのレポートを発表した。

この平均時給は、『エン派遣』に掲載された全職種の求人情報を、エリア別に集計したもの。

同レポートによると、2018年4月度の三大都市圏平均時給は、1517円となった。前月比ではマイナス19円・1.2％減であり、前年同月比ではマイナス16円・1.1％減となっている。前年同月比は、2ヵ月ぶりにマイナスへ転じる形となった。

同社は、前年同月比マイナスの主要因が「医療・介護系」職種である考察。「医療・介護系」では、人手不足の影響により採用難易度が増加し、ブランクがある人や未経験者も就業可能など時給が低い案件が増加した。こういった動きにより、時給水準が下落したと分析している。

2018年度3月度には、時給水準は高騰の動きを見せた。しかし2018年4月度は、「ゆり戻し」の形となっている。この背景として同社は、有効求人倍率の高まりと無期転換申請の本格化時期が3月度に重なったことを指摘。派遣スタッフ確保が例月よりも難航し、派遣会社が採用強化を図ったため、時給水準が引き上げられたと考察している。

同社は今後も『エン派遣』において、どんな仕事情報も埋もれることなく派遣ユーザーに届けるとしている。

（画像はプレスリリースより）




『エン派遣』三大都市圏の募集時平均時給レポート（2018年4月） - エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/13544.html