海上勤務に特化した専門スタッフの育成を
日本郵船は3月11日、船上のみで勤務し、陸上への転勤がない海上特定職の採用を発表した。
採用人数は航海士と機関士を数名ずつ。
2016年4月、または10月の入社を目標としている。
高い専門知識や技術をもつ日本人の育成を
高い技術力が必要となる海洋事業や液化天然ガス(LNG)には経験豊富な船員の存在が欠かせない。日本郵船では、今後、将来を担う日本人船員の育成を強化するという。
船員の居住地域は乗船勤務以外では自由に決められる。そのことによって、地方経済の活性化や再生の一因となり、働き方の幅を広げることができるとしている。
日本人船員は世界から高評価
LNGや海洋事業に関して、高い技術力が必要となることもあり、日本郵船はもともと外国人船員の採用や育成を積極的に行ってきた。
しかしながら、充実した海事教育プログラムをもち、最先端設備で研修をした日本人船員は世界的に高く評価されている。
日本人の誠実で協調性がある気質や、高い技術力が認められてたのだ。
今後は安定したサービスのためにも、日本人船員の育成強化をしていく考えという。
(画像はプレスリリースより)

船上のみで勤務する海上特定職を開始
http://www.nyk.com/release/3560/003830.html