静岡県警、春の定期人事異動
春の定期人事異動を、静岡県警は6日に発表した。発令は16日付で、対象は1690人。今年は大規模な組織改編を行う目的で、全体の異動は前年度よりも208人上回った。
新たに2つの課が増えたほか、重大事故での原因特定を早期に行う目的で、24時間態勢の危険ドラッグ対策室係も新設した。
加害者の摘発と、相談者の安全を。
近年急増する、ドメスティックバイオレンスやストーカー行為に対応するため、新たに人身安全対策課を設立。凶悪犯罪捜査に熟練した刑事など63人が配属。
この課はもともとは、生活安全企画課の中に、対策室としてあったが今春、独立し、鎌田真人焼津署長が課長として起用された。
凶悪化するネット犯罪、サイバー犯罪対策課新設
また生活経済課にも、サイバー犯罪対策課が新設する。昨年は被害が30件、約4982万円と過去最悪になったインターネットバンキングの不正送金被害の対策や、ネット掲示板を利用した違法薬物の売買、脅迫事件などインターネット関連の事件の摘発を行う。
課員はインターネット関連の捜査に精通した37人だ。課長は古橋清隆富士署副署長。
女性登用
鉄道警察隊長には、女性初の所属長となる三原博美藤枝署副署長が起用された。
(画像は静岡県警察より)

静岡県警察
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