
仕事の見える化、と言われてもよく分からないというひともいらっしゃるのではないでしょうか?仕事の見える化とは、簡単に言うと「いつ、誰が、どこで、何をしているか」を可視化して把握できるようにするということです。そうすることによって組織力が強化され、業務の全体的な効率化を図るねらいがあります。
可視化のメリット
可視化をすると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?業務の可視化をすると部署内で各メンバーが何をしているかをマネージャーなどのトップの人間が把握できるようになります。そうすることにより問題が起こる前に対処できたり、適切なアドバイスを行うことが可能になります。その他にも「社員の能力を把握できる」「仕事量を把握して適正化が図れる」といったメリットもあります。一人に仕事が偏っている場合、バランスを見ながら他の社員に振り分けることができますし、その社員に合った仕事を割り振りすることもできます。このことで納期の遅れや仕事の質が落ちるなどのリスクを回避できます。
可視化のために使用するツール
それでは可視化をするためには何をすればいいのか、どういったツールを使用すればいいのかをご紹介していきたいと思います。業務を可視化するのに必要なツール、それはタスク管理ツールとよばれるものです。
タスク管理ツールとは?
タスク管理ツールとはプロジェクトの進行に関わるタスクの「開始/終了」や「進歩状況」そして「誰が」「何を」しているのかを共有し管理できるツールです。使用する管理ツールごとに機能なども変わってきます。以下ではおすすめの管理ツールをご紹介いたします。
おすすめ管理ツール5選
1.Trello
Trelloはユーザー数が世界累計で2000万人を超える人気ツールです。
無料で全機能が使用できます。有料プランも用意されており、有料版では外部サービスとの連携やアップロードできるファイルの容量が増加そしてセキュリティ強化があります。ご自身のチームに合わせて検討してみてください。まずは無料版で試してみることをおすすめします。
主な特徴
タスクがカード型(かんばん型)で表示できるので、一目で分かりやすいという特徴があります。またさまざまなデバイスで使用できるため便利です。Slackとの連携、Googlアカウントでのログインが可能。日本語に完全対応している点も安心です。
有料プラン
・無料 最大アップロード10MB
・Business Class 最大アップロード250MB $9.99/ユーザーあたりの月額
・Enterprise 最大アップロード250MB $20.83以下/ユーザーあたりの月額
2.Backlog
BacklogはシンプルなUIが特徴の管理ツールで、あえてタスク管理と情報共有に機能を絞ることでコストを最大限に抑えています。絵文字やいいね機能、キャラクターアイコンなどを使用しており、ITツールとしてはいりやすいつくりになっています。
主な特徴
ガントチャート機能ではじまりから終わりまでを一目で把握できます。バーンダウンチャート機能では計画的にプロジェクトが進んでいるか確認できます。また絵文字やアイコンなどで視覚的なコミュニケーションができます。全てのプランに30日間の無料トライアルがあります。
有料プラン
・スタータープラン
2,400円/月 ストレージ1GB ユーザー数3
・スタンダードプラン
11,800円/月 ストレージ30GB ユーザー数無制限
・プレミアムプラン
19,800円/月 ストレージ100GB ユーザー数無制
・プラチナプラン
50,000円/月 ストレージ300GB ユーザー数無制限
・エンタープライズ
150,000円/月 ストレージ無制限 ユーザー数無制限
3.Wrike
Wrikeは世界中で多くの企業が導入しているタスク管理ツールです。価格としては他のタスク管理ツールより高額なのですが、その分高い機能をそなえています。タスク管理ツールは仕事で重要な役割を担うものです。しばらくは無料プランで試してから慎重に有料プランを検討してみるとよいのではないでしょうか。
主な特徴
ExcelやWordなど多くのアプリと連携可能、高機能なエディタ
他のメンバーと同時編集可能、高いセキュリティ機能、プロジェクトマネージャーの豊富な管理機能など。
有料プラン
・Professional
$9.80/月 5,10,15ユーザー
・Buisiness
$24.80/月 5~200ユーザー
・Marketing
$ASK 5~上限なし
・ProfessionalServices
$ASK 5~上限なし
・Enterprise
$ASK 5~上限なし
4.Jooto
Jootoはクラウド型のタスク管理ツールで、シンガポール在住日本人が立ち上げました。4名までは無料で使用でき、シンプルなUIかつ簡単な操作感で初めてのタスク管理ツールには最適です。ですがタスク管理ツールとしては無料とはいえ4名というのは少なすぎるので、有料プランは必須であると思います。
主な特徴
ポストイットを貼ったりはがしたりするような簡単な操作感、
ChatworkやSlackなどのチャットアプリと連携可能、日本人が作成したツールなので親和性があるなど。
有料プラン
・フリー
0円/月 4ユーザー
・スタンダード
500円/月 1ライセンスごと
・エンタープライズ
980円/月 年額契約の場合1ユーザーあたり(月額だと1300円)
5.Asana
Asanaは機能面、価格面ともに標準的であり、初めてのタスク管理ツールとしておすすめです。Asanaは組織-チーム-プロジェクトという階層構造になっており、公開範囲と権限設定がそれぞれ可能となっています。プロジェクトごとにタスクを追加でき、プロジェクトやタスクに上限はありません。メンバーの全タスクが確認できるので誰が何をしているかを簡単に把握できます。
主な特徴
メンバーの行動がプロジェクトごとにタイムラインで見れる
チャット機能がある、GoogleカレンダーやSlackなどとの連携が可能など。ただし日本語には対応していません。
有料プラン
・Basic
無料 15ユーザー
・Premium
$13.99/月/ユーザー タイムラインなどの機能
・Buisiness
$30.49/月/ユーザー Puremium+高度な機能
・Enterprise
$ASK Buisiness+高度な機能
まとめ
以上、厳選のタスク管理ツールを5つご紹介しました!どのツールもさまざまな企業に導入実績があり、この中のいずれかを選べば間違いは無いかと思われますが、仕事で使用する大切なツールです。いずれのツールにも無料トライアルが存在するのでお試しをしてからチームで慎重に検討してみてください。
(画像はイメージです)