介護離職の不安を軽減すべく
株式会社メルカリは、8月9日、同社の人事制度『merci box(メルシーボックス)』において、介護休業時の給与を最大3ヶ月間100%保障する介護休業支援制度を追加したと発表した。
同社は、 スマートフォン向けフリマアプリ『メルカリ』の企画・開発・運営を手がける企業。この制度追加は、本格的な高齢社会の到来に向けて介護離職の不安を軽減すべく行われたもの。追加は、8月1日付で行われている。
「Go Boldにおもいっきり働ける環境」をより充実
同社の人事制度『merci box』は、『メルカリ』のメンバーが「Go Boldにおもいっきり働ける環境」をより充実させるべく、2016年2月に導入された。「産休・育休中の給与の100%保障」をはじめとして、妊活の支援や病児保育費の支援、社員の死亡保険加入などの制度が整備されている。
今回『merci box』へ追加された介護休業支援制度は、賃金の67%にあたる国からの介護休業給付金に加えて、残りの33%を会社が付加し、100%保障を実現するというもの。同社はこれまでも、介護を理由とする従業員については1年あたり5日間を特別有給休暇を付与していたが、経済面のサポートを新たに追加することで、介護休業時の経済的負担を和らげるとしている。
今後も介護にあたる社員への各種サポートを追加
今回の介護休業支援制度追加にあたり同社は、社員を対象として介護に関するアンケートを実施。結果、「現在介護が必要な家族がいる」と回答した社員は16.9%だったものの、「10年以内に介護が必要になりそうな家族がいる」と回答した社員は66.9%に上ったという。経済的な負担について不安を抱えている社員も多く、こうした背景を踏まえて同社は今回の制度追加を行ったとしている。
同社は今後も、介護にあたる社員への各種サポート追加を検討するとしている。
(画像はプレスリリースより)

人事制度「merci box」に介護休業支援を追加 本格的な高齢社会の到来に向けた介護離職の不安を軽減 - 株式会社メルカリ
https://www.mercari.com/jp/info/20170809_mercibox4/